日々の値動きに一喜一憂
「暴落」の歴史を紐解けば、「あの時、最大下落率●●%やったな」と最も大きく下げたときのことが注目されます。ネットを開けば、各銘柄の騰落率や標準偏差がわかります。最悪の事態を想定したリスク管理もやりやすくなっています。
しかし、「暴落」は1日で終わるものではありません。
下がり続ける資産をただ眺める投資家たち、彼らの不安をぬぐいされるものはありません。
「今」に投資している私たちは、いつまで下がるかわからない相場をにらめながら、ひたすら下落の底を待ち続けなければならないのです。
昨日の振り返り
昨日の分析は月単位、チャート言う月足単位の分析でした。月足は月足でも、1か月単位での終値を比較しただけの単純なものです。
日々、資産がアップダウンしている姿をリアルに表現しているものとは言えません。
しかし、実際の株価や資産は日単位、時間単位で動いています。株価の動きや資産の上がり下がりは月単位で見るよりも日単位で見た方がリアルに感じます。
この最大の理由は、私たちサラリーマンの多くは毎日、株価や資産を動きをチェックする癖があるからです。マスコミでまず報道されるのは、昨日に比べてどれだけ下がったかです。「下がった」という報道にさらされると心の動揺が始まります。
サラリーマン投資家の生活
私の生活は、朝にスマホアプリで10分くらい前日の米国株の動きをチェックし、仕事から帰ってきて10分ほど日本株の動きをチェックします。
チェックする項目は、
- 昨日の終値と比べる
- 昨日と今日との資産残高を比べる
「比べてどうするねん」と言われれば、特にどうもしません。何をするわけでもありません。ただ気になるからチェックして一喜一憂するのです。
私のメンタルに最も影響を与えるのは日ごとの値動き
つまり、私たちの一喜一憂は日足レベルの株価の変動から始まります。月ごとの動きとか、何か月も振り返っての値動きで起こる動揺ではなく、昨日と比べていくら下がったのか、なんぼ資産が減ったのかに「驚き」、時として「心折れる」のです。
明日から日単位の暴落の様子をリアルにお示しします
毎日、株価をチェックするのはクセであり、習慣であり、そして趣味なんだと思います。すぐに治るものではありません。
リスク管理の内、自分のメンタル管理も必要です。相場が荒れているときこそ、落ち着いて淡々と積み立てを続けたいと思います。
ただ、昨日もお示しした通り積立投資も万能ではありません。運が悪ければ、インフレにも負けてしまうかもしれません。
ですので、しばらく歴史をふりかえりながら、一日一日単位でどれだけ株価が上げ下げしていたか、恐慌や暴落の時代に積立投資をしていたら自分の資産はどんな感じでアップダウンしていたのかをシミュレートしてみたいと思います。
少なくとも、資産の増減を自分のお給料やボーナスと比べるレベルから、這い上がりたいです。
明日は日経平均株価を使ってリーマンショック時の資産の上げ下げを、一日単位でお示します。試算の前提や計算方法など、ご意見いただきながら洗練していければと思います。
昨日、お示しした「もしリーマンショックやバブル崩壊時に積立投資を始めていたら」というの想定の下のシミュレーションです。