RosaRodahn’s diary

ブレない 折れない 焦らない~積立投資とバラの成長

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株価が下がっているときの気持ち その2

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ウクライナ情勢が少し落ち着いてきたような感じですが、今度は為替が動いていますね。

以前、暴落の歴史を振り返りました。一番大きく下げたときの話はよくするけど、実際に経験する底にたどり着くまでの「じわじわ」感は堪えがたいものだというお話をしました。

今日はこれを少し掘り下げます。

 

 

「じわじわ」モデルの前提

毎月の積み立てを続ける一方で過去の株価のデータを使って資産が「じわじわ」減っていく試算の前提を振り返ります。

 

rosarodahn.hatenablog.com

 

 

今回のベンチマークはS&P500ではなく日経平均株価を使います。

グラフ中、灰色の実線が積みあがった資産の額を表しています。毎月一定額ずつ積立するので前回は直線のグラフとなりました。今回は時間軸が月ベースから日ベースに代わりますので、階段状のグラフであらわされます。

青色の実線が資産の推移です。こちらは株価の影響を受けるのでランダムな動きをします。

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08年9月ごろより、株価の暴落が始まり、日経平均株価は10月下旬に半値近くになっています。グラフ中、赤の点線で囲ったところが株価が激しく値動きしていた時期であり、資産の増減も激しく変動しています。

 

日ごとにリーマンショックを振り返る

リーマンショックの歴史を振り返りながら、赤の点線で囲ったところをもう少し詳しく見てみます。数字は前日比での損益額です。

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9月15日:▲105,593円:リーマン・ブラザーズが経営破綻

9月29日:▲84,425円:アメリカ合衆国下院が緊急経済安定化法案を否決

10月7日:▲58,147円:アイスランド政府が同国の全金融機関を事実上国有化

10月8日:▲174,625円: 日経平均が史上ワースト3位の暴落

10月13日:-: 日米欧5中銀はドル資金を無制限供給すると発表

10月14日:+214,691円:日経平均が過去最大の上昇(+1171.14円)

10月27日:▲89,126円:日経平均終値バブル崩壊後最安値を更新。

11月4日:+98,556円:アメリカ大統領選挙民主党バラク・オバマが勝利

 

08年9月から10月にかけての資産変動は約80万円となりました。

また、この2か月の間、前日比10万円以上の損失がでた日は8日、10万円以上の利益がでた日は3日であり、5%以上の資産が4日に1日くらいの頻度で生まれたり、なくなったりを繰り返していたことになります。

 

 

前日比で上がった日と下がった日の日数は?

 

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08年9月から10月の2か月にかけて、前日比で資産が増えた日数は11日、減った日は17日です。

また、試算期間を翌年1月までの5か月に伸ばしてみると、前日比で資産が増えた日数は減った日数の同数(43日ずつ)となりました。

暴落、と言っている割には資産が減っている日は意外と少ないと感じます。ただし、この感覚に反して資産は目減りしています。

暴落時の一時的な株価の回復は、たいていは翌日くらいに回復値を打ち消しさらに値下がります。

また、暴落時に「頼むから早く値を戻してくれ、回復しくれ」という思いに駆られます。株価が1日でも上がると、「ああ、そろそろおわりかな」とか安心してしまいます。繰り返しますが暴落は1日ではなく「じわじわ」何日も続くのが定式です。回復のその翌日、また株価が暴落し気が滅入る・・・精神衛生上、大変よくない日が続きますね。。