ふるさと納税で食費に挑む その3
この記事でわかる節約のこと
- 節約力が高い食品の選び方をステップごとに解説
- お米のお得ラインはコレ!自治体の実例もご紹介
だれでもすぐにできる節税、「ふるさと納税」。お米や日用品がお得にもらえて、庶民の心強い味方ですが、節税効果を出すにはちょっとしたコツがいります。
普段使いする食品の「お礼」は、節約力が高く家計の心強い味方となってくれます。しかし、食品は生き物です。日持ちすするものがたくさん入っていて使いきれる量の「お礼」を選ぶ必要があります。
今回はふるさと納税の食品の選び方をステップごとに解説していきます。
ステップごとに解説!食品の選び方
ステップ1 キリのいい価格帯に絞る
ふるさと納税のバリエーションは膨大です。私がよく使う楽天ふるさと納税で検索すると豚肉なら5千件以上、お米なら2万件以上の「お礼」がヒットします。まずは「お礼」の比較がしやすいように5,000円とか、10,000円といったキリのいい、そしてひとつの価格帯にターゲットを絞ります。
ステップ2 量がたくさん入っている「お礼」を選ぶ
ひとつの価格帯にターゲットを絞った後、量がたくさん入っている「お礼」を用意しているサイトを5~6ぐらいマークして「お礼」候補を仮に決めておきます。
ステップ3 「お礼」の値段を計算する
「お礼」の値段
「お礼」がお得かどうか、節約に貢献しているかどうかを調べるためには「お礼」の値段を調べる必要があります。「3割ルール」を思い出してください。「お礼」の値段は納税額の3割を上回ることができないということですので
「お礼」の値段
=ふるさと納税の額(円)
÷ 内容量(kg)
× 0.3
となります。
ステップ4 「お礼」の値段と「お礼お得ライン」を比べる
「お礼」の値段が地元のスーパーやネットより安ければお得な「お礼」ということになります。つまり、
地元のスーパーの値段 >「お礼」の値段
となればいいということです。
この「地元のスーパーやネットでの値段(円/kg)」を「お礼」がどれだけお得なのかを判断する「お礼お得ライン」と呼ぶことにしましょう。
おすすめ6選の「お礼お得ライン」
私の「お礼お得ライン」は以下のとおりです。
- 米 200円/kg
- 米(定期便) 240円/kg
- ビール 188円/本
- 第3のビール 125円/本
- 豚肉(切落し)750円/kg
- 鶏肉(もも) 1000円/kg
- たまねぎ 300円/kg
- さつまいも 420円/kg
- りんご 480円/kg
ステップ5 【重要】使い切れる量かチェックする
普段使いする「お礼」は肉にしても野菜にしても大量に送られています。これを傷む前に使い切らなければふるさと納税は失敗ということは前にお話をしました。
ステップ4までクリアした「お礼候補」の量が使い切れるものかは必ずチェックが必要です。量が多すぎて使い切れそうでない場合は、面倒ですがステップ1の価格帯を下げてもう一度やり直します。
4人家族で使い切れそうな量
私が子ども2人を含む4人家族で「お礼」が傷む前になんとか使い切れる量は以下の通りと考えています。
- 米 10~15kg
- ビール 24本
- 豚肉(切落し)4kg
- 鶏肉(もも) 3kg
- たまねぎ 5kg
- さつまいも 5kg
- りんご 5kg
最後のステップ 買う(納税する)
ここまでのステップを一度まとめてみます
- キリのいい価格帯を絞る
- 量がたくさん入っている「お礼」を選ぶ
- 「お礼」の値段を計算する
- 「お礼」の値段と「お礼お得ライン」を比べる
- 使い切れる量かチェックする
と、実際の作業はかなり面倒です。
ということで、ここからはふるさと納税の実例を品物ごとにご紹介していきます。
お得なお米の「お礼」は
お礼お得ライン 200円/kg
これは10,000円で15kg以上入っていれば合格ラインということです。
お礼お得ラインの計算は以下の通りです。
10,000円 ÷ 15kg × 0.3 = 200円/kg
15kgは4人家族で1か月から2か月くらいで使う量になりますので、この間にお米が傷んでしまうということはあまりないと思います。家族の人数が少ない場合は、お礼の価格帯を10,000円から下げてみてください。
私が利用した10,000円で15kg以上の「お礼」は岡山県笠岡市です。
まとめ
次回はおすすめ6選の残りの5つの食品のお話をします。お米については定期便の「お礼お得ライン」や自治体の実例をご紹介します。
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前回のお話です。ふるさと納税の上手な使い方について触れています。