わが家の節約レシピ
わが家の節約レシピ、そして超カンタンレシピ、それは焼き芋です。下の息子が喜んで食べます。おやつに、朝ご飯に、夜のおかずの一品にとジャンジャン食べてくれます。
おいもはもちろんふるさと納税の「お礼」です。5kg 6000~8000円くらいで見つかります。いろいろ品種があるのですが、うちではよく「紅はるか」をもらいます。焼き芋にすると、ねっとりとした甘さが際立ちます。レシピはオーブンで45分間焼き続ける、そしてオーブンの予熱で放置すれば出来上がり。それでいて、砂糖もお酒も何もなくてもスィートポテトができてしまいます。そして、食物繊維にビタミンCと栄養満点。
下の息子は焼き芋のおかげで今年も風邪知らず。コロナにも罹らず元気に過ごしてくれました。医療費節減にも貢献してくれていますね。
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ふるさと納税で食費を節減するポイントについてまとめています。
サツマイモはふるさと納税お勧めの一品です。
オトクなふるさと納税の「お礼」の見分け方について書いています。
原油CFDの価格調整額を予測する
この記事でわかる投資のこと
- 発生日の直前の「期近」「期先」で計算できる!
- 英語のサイトでも大丈夫!図入りで解説
原油価格が落ち着きはじめ、ポジションの整理をされている方もおられるかと思いますが、今日は価格調整額の調べ方についてです。次回の発生日は明日4月13日です。クリック証券のCDF取引を例に説明してきます。
価格調整額のしくみ
CFDが価格の基準としている原油先物価格は、決済する日が決められています。原油を例にとれば、一番最近の決済の日付は5月22日です。こうした決済の日付が毎月設定されています。
そして、決済日ごとにそれぞれ価格が設定され、取引が行われます。最近のものを「期近」、次のものを「期先」と言います。
価格調整額は価格の基準としている先物価格の決済月が変更されることで発生します。変更の理由は簡単で、決済月を迎えた先物価格は決済日以降取引がなくなってしまうことから、次の決済月の先物価格に乗り換えなければならないからです。
決済月が変われば、価格が異なってくる・・・違った価格を埋め合わせするために価格調整額が発生します。
価格調整額の公式
価格調整額は「期近」・「期先」価格の差ですので、買いポジションでの式は
(期近価格 - 期先価格)
× 10 × コンバージョンレート
です。
直近の期近、期先、コンバージョンレートはクリック証券の取引画面で見ることができます。前回3月のもの実際の画面を見ながら計算してみると
(期近 95.14 - 期先 93.12 )
×10 × コンバージョンレート 118.31 = 1,798円
となります。
実際の調べ方
事前に価格調整額はわかりませんが、先物の価格を調べることである程度の予想をすることができます。
シカゴ・マーカンタイル取引所のサイトでは決済月ごとの原油先物相場を見ることができます。英語のサイトですが、図入りで解説してみます。
1.「CME group」で検索するしてCMEグループのサイトを開く
2.右上の虫眼鏡マークをクリック
3.「crude oil」で検索する
4.検索結果の一番上の記事をクリックする
5.「Quotes」をクリックする
6.このページにたどり着ければOK
赤丸で囲った上の月(5月)が「期近」、下の月が「期先」です。コンバージョンレートは仮に現在のドル円相場を使うとすると、それぞれの値を式に当てはめて
(期近 97.90 - 期先 97.45 )×10
× コンバージョンレート 124.28 = 311円
プラスの数字が出てきましたので、買いポジションではプラスの、売りポジションではマイナスの価格調整額となります。
なお、数値は4月10日時点のものを使用しています。
まとめ
価格調整額は発生日以降にしかわかりませんので、計算するしかありません。先ほどの計算例では、買いポジションで価格調整額はプラスとなっていました。買いポジションでプラス、つまり「期先」より「期近」が安い状態は「逆ザヤ」と呼ばれています。逆ザヤは市場が荒れているときによくみられると言われています。
はじめて自動車事故
この記事でわかる保険のこと
- 事故にあったとき保険料のしくみは?
- なぜ、初めての事故で保険料が急増するのか?
自動車事故をおこしてしまいました。相手の車にかすっただけで、ケガなどはありませんでしたが、保険料が今後、大幅に上がりそうです。初めての事故ですので、今後1~2万円程度は上がるんじゃないかと思っています。
保険会社にいろいろ教えてもらいましたのでまとめてみました。
自動車保険には等級がある(ノンフリート等級)
自動車を運転する方の事故に応じて、等級が決められています。1年間事故がなかったときは、等級は1つあがります。反対に事故を起こしたときは下がります。どこの保険会社も同じ基準です。
等級が上がれば保険料は下がり、等級が下がれば保険料は上がます。
初めての事故は保険料が大きくあがるワケ
トリプルパンチ
保険料は等級によって割引率が決まっています。事故をおこして等級が下がると割引率が下がる、つまり保険料の支払いが増えます。そして、初めて事故を起こしたとき、「トリプルパンチ」で大きく上がる場合があります。
1発目 等級が下がる(3等級ダウン事故)
×
2発目 別世界へ連れていかれる(事故有係数)
×
3発目 別世界にとどまる(事故有期間)
ぶつかれば3等級ダウン(3等級ダウン事故)
トリプルパンチの1発目です。事故は3種類に分かれます。
-
ノーカウント事故
-
1等級ダウン事故
-
3等級ダウン事故
事故が起きてから、「頼むからノーカウントで・・・」と心の中で祈りますが、その願いはたいてい届きません。ぶつけた場合、たいていは3等級ダウンです。壊れようが、ぶつかろうが、転落しようがどんなケースをとっても同じです。
SBI損保を例にとると、「以下の事故に該当しない事故が、この『3等級ダウン事故』となります。」と大ざっぱに書いてあります。つまり、事故は3等級ダウンが原則で、それ以外は例外です。
参考までに1等級ダウン事故の例を挙げます。
1) 火災または爆発(他物-飛来中または落下中の物を除く-との衝突もしくは接触または転覆もしくは墜落によって生じた火災または爆発を除きます。)
(2) 盗難
(3) 騒擾または労働争議に伴う暴力行為または破壊行為
(4) 台風、竜巻、洪水または高潮
(5) 落書または窓ガラス破損
(6) いたずら(契約自動車の運行によるものおよび契約自動車と他の自動車(原動機付自転車を含む。)との衝突または接触によるものを除きます。)
(7) 飛来中または落下中の他物との衝突
(8) 上記の他の偶然な事故(契約自動車と他物との衝突もしくは接触または契約自動車の転覆もしくは墜落によるものを除きます。)
出典:SBI損保
事故起こすと、そこは別世界(事故有係数)
たいていの保険料は等級によって割引された後の額が示されています。割引前の額を気にされる方はあまりいないのではないと思いますが、この割引率、14等級より上になると50%を超えてるようになります。そして、事故を起こした瞬間、割引率がものすごい勢いでダウンします。とにかく、別世界に連れてこられたかのような感じで激しくダウンします。こちらも事故の大小は問いません。事故を起こしたら別世界です。
例えば14等級でぶつけたとき、11等級まで下がりますが割引率は
事故前 ▲50% → 事故後 ▲25%
半分にまで下がります。割引前の保険料が10万円であれば、1年に2万5千円高くなる計算です。
別世界にとどまる期間(事故有期間)
とどめの一発、「事故有期間」のお話です。事故があればペナルティの3年間を過ごさなければなりません。つまり、保険料はこれから3年間上がりっぱなしです。
例えば、18等級の方が事故を起こした場合、来年、15等級まで下がります。その後、事故がなければ1等級ずつあがり、保険料が今と同じ水準になるのは4年後となります。
実際どれくらい上がる?
見積もりしてみた
実際に見積もりを取ってみました。私の事故前の等級は14等級でしたので、来年以降は「事故有11等級」になります。今年と同条件で見積もりを取ってみると
22,530円 → 28,300円(5,770円up!)
3年間、保険料は上がりっぱなしですから、総額1~2万円のダメージということになります。私の保険は最低限の保障となりますので、もっと保険をかけている方は、それだけ保険料を多く納めることになります。
まとめ
事故でテンションが下がり気味の中、まとめてみました。なお、軽い事故ですんだときは、保険を使わないという手もあります。保険料がどれだけ上がるかと修理代を比較して修理代の方が小さければ、相手の方と話し合いで解決するという手もあります。
ふるさと納税で食費に挑む その5
この記事でわかる節約のこと
- 「お得」をジャッジ!「お礼お得ライン」を紹介
- 今日は野菜、フルーツ【難易度 ★★~★★★】
節約力の高い野菜・フルーツ
ふるさと納税シリーズ第5弾、今日はちょっとむずかしめ、野菜・フルーツの「お礼」です。大量に送られてきても、傷んでしまうリスクが高いですよね。おススメは
- たまねぎ
- さつまいも
- りんご
ふるさと納税がお得かどうかを判定する「お礼お得ライン」の解説は前回の記事を見てください。
日持ち長持ち野菜、まずはこれ!
玉ねぎ【難易度: ★★】
お礼お得ライン 300円/kg
探しやすい価格帯 5000円
なんとか使える量 5kg (1か月)
5,000円で5kg以上入っていれば合格ラインです。
たまねぎは日持ちする野菜の代表選手です。和・洋・中華問わずにどんな料理にも使えます。うまく保存すれば、冷蔵庫を使わず1~2か月はもちます。大量の「お礼」が届いてもダメにするリスクが小さい野菜です。
ただし、「新たまねぎ」は日持ちしません。必ず「新」がつかないたまねぎを選ぶようにしてください。
兵庫県洲本市はたまねぎの「お礼」に力を入れており、バリエーションも豊富です。洲本市は淡路島の自治体で、淡路島はたまねぎの一大産地です。
「旬」を見極めて美味しく!お得に!
ここからは少し難易度が上がります。というのも、「旬」があり、年中出ているものではないからです。しかし、「旬」を迎えた「お礼」の味は格別です。りんごはシャキシャキ × ジューシー、サツマイモはホクホク × トロトロ で、旬ならではの味わいを楽しむことができます。また、冬に旬を迎えるものは冷蔵庫を使わなくても、日持ちさせることができます。
栄養価も高く、おいしい・お得・ヘルシーの一石三鳥!手間はかかりますが、ぜひ、美味しいお得感を味わっていただきたいと思います。
さつまいも【難易度:★★★】
お礼お得ライン 420円/kg
探しやすい価格帯 7000円
なんとか使える量 5kg(1~2か月)
7000円で5kg以上入っていれば合格ラインです。
実は10kgの価格帯が探しやすいのですが、10kgを傷ませる前につかいきるのはハードルが高いと思います。Mサイズ30~50本くらい入っています。ちょっとめんどくさいのですが、5kgでの価格帯で探されることおススメします。
あと、必ず「土付き」のものを探してください。「なに?汚いやん」と思う方もおられるかと思いますが、土付きのものは日持ちがよくなり傷ませるリスクを軽減してくれます。
ふるさと納税の「旬」は11月から1月です。収穫は10月ごろがピークとなりますが、出荷まで熟成期間が必要です。熟成させ、さつまいものでんぷんを糖化させると、美味しいサツマイモに仕上がります。2月を過ぎてもねっとりとした甘さを楽しめますが、春に入ると「お礼」ラインナップが少なくなりますので探しにくくなります。
大分県国東市の「お礼」サイトです。今シーズンもまだ受け付けていますし、私も4月に納税しました。納期については14日前後とありますが、1週間ぐらいで届きました。すばやい対応で助かっています。
りんご【難易度:★★★】
お礼お得ライン 480円/kg
探しやすい価格帯 8,000円
なんとか使える量 5kg(1か月)
8000円で5kg以上入っていれば合格ラインです。
少し、割高に感じられる方もおられるかもしれません。7000円で5kgもちらほら見つかりますので、お時間があればそちらも検索してみてください。
ふるさと納税のりんごの味わいは格別です。シャキシャキ感が素晴らしく、ハズレをひいたことがありません。どの自治体も「これぞふるさとの味」を送ってくれますが、中でも長野県飯綱町は、「納期・バリエーション・お得度」3冠王と思います。私も毎年、ここでリンゴの「お礼」をお願いしてます。
りんごの旬は「冬」です。8月下旬くらいから受付しており、2月くらいまでおいしいリンゴ楽しめます。日持ちはそれほどしないので、よく使われる方は定期便もおススメです。
また、「訳あり」りんごもオトクです。特に霜が原因の「サビ」と呼ばれる見た目があまりよくないものはほぼ問題がありません。この手の「訳あり」は見た目悪しと思いきや、メチャおいしかったです。秋口に出回りますのでお得でおいしいリンゴを楽しんでください。
おススメ三冠王、長野県飯綱町のサイトになります。5kgは8000円のラインナップになります。昨冬からの受付は終了しています。納期早くて今年の8月下旬になりますので注意してください。
まとめ
おすすめ食品6選をご紹介させていただきました。
ふるさと納税は家計の心強い味方です。そのためには食品の「旬」を知り、乱立する「お礼」ポータルサイトをうまく使いこなす必要があります。お得なサイトを見分ける「お礼お得ライン」・・・また、新米の季節が来たらやりたいと思いますので、ふるさと納税ファンの方、ぜひまたのお越しをお待ちしています。
(ご注意いただきたいこと)
ふるさと納税の納税額や「お礼」の価値、内容量は現時点のものとなりますので、自治体の方針やサイト運営者の動向により予告なく変更されることがあります。また、「お礼」の品質について当方では保証しかねます。「お礼」の選定についてはあくまでも自己責任でお願いします。
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ふるさと納税、お米・ビール・お肉の「お礼」はこちら。
「お礼お得ライン」の解説はこちら。
食品をえらぶむずかしさについて解説しています。
ふるさと納税「3割ルール」の解説はこちら。
ふるさと納税で食費に挑む その4
この記事でわかる節約のこと
- 「お得」をジャッジ!「お礼お得ライン」を紹介
- お米、ビール、お肉【難易度 ★~ ★★】
だれでもすぐにできる節税、「ふるさと納税」。お米や日用品がお得にもらえて、庶民の心強い味方ですが、節税効果を出すにはちょっとしたコツがいります。
節約力の高い食品を選ぶのは手間
普段使いする食品の「お礼」は節約力が高く、家計の心強い味方となってくれます。しかし、食品は生き物です。日持ちすするものがたくさん入っていて、使いきれる量の「お礼」を選ぶ必要があります。
そうした食品を選ぶのは
- 普段使いがしやすい日持ちするものを選ぶ
- 検索しやすい価格帯でターゲットを絞る
- 「お礼」の値段とスーパーの値段を比較する
- 腐らせずになんとか使える量を考える
・・・と、かなり手間がかかるということで、今日はこれらのハードルを見事クリアした「お礼」たちを紹介していこうと思います。
プレミアム級!納期がわかりやすいビールの「お礼」
ビール【難易度:★ 】
お礼お得ライン 188円/本
探しやすい価格帯 15000円
なんとか使える量 350ml 24本(1人!1か月)
15000円で350ml 24本以上入っていれば合格ラインです。
飲まない人は節税効果ゼロとなりますので念のため。また、ヨメ様と一緒に毎日飲む方の節税効果は2倍になります。もっと飲む方の節税効果はもっと増えますが、健康リスクが高まり将来の医療費で相殺されてしまいますので、長期投資にはお勧めできません。
北海道千歳市では「3日以内に発送」、私が調べた中では最速対応になります。発送時期をここまではっきり書いてくれる「お礼」はなかなか見つかりません。私自身も大変重宝しています。年末に年の収入が確定した時点でふるさと納税の上限額が使い切れていない場合、「駆け込み納税」にも使えます。
千歳市は「お礼」の質にはこだわっている数少ない自治体です。「返礼品アフター保障」があり、もし「お礼」が傷んでいたりした時でも、専用のコールセンターに電話をすれば丁寧な対応を受けることができます。
第3のビール【難易度:★ 】
お礼お得ライン 125円/本
探しやすい価格帯 10000円
なんとか使える量 350ml 24本(1人1か月)
10000円で350ml 24本以上入っていれば合格ラインです。
ビールの味あまりこだわらない方はこちら。神奈川県南足柄市では3週間以内にクリアアサヒ24本入りを送ってくれます。
定期便でお届け日を安定させる
お米(定期便)【難易度:★ 】
お礼お得ライン 240円/kg
探しやすい価格帯 48000円
なんとか使える量 10kg×6か月(半年分)
48000円で10kg × 6回分 =60kg以上入っていれば合格ラインです。
お米の定期便のラインナップは単一便と比べてラインナップは少なめですので、お得度をアップさせたければ48000円の価格帯を引き下げて検索してみてください。
なお、定期便は単一便と比べてコスパはおちます。単一便と比較してみると
お礼お得ライン
単一便 200円/kg
定期便 240円/kg
と、若干お高いのがわかります。
お米が傷むことはそれほど気にしなくてもいいですが、やはり、何か月もずっと家で眠らせておくのはちょっと・・・と思ってしまいます。そして、ヨメ様との買い物バッティングリスクを減らすためにも私は定期便を活用しています。
お肉は冷凍と小分けで
豚肉【難易度:★★ 】
お礼お得ライン 750円/kg
探しやすい価格帯 10,000円
なんとか使える量 4kg(1か月)
10,000円で4kg以上入っていれば合格ラインです。
こま切れや切り落としの豚肉で小分けになっているものは普段使いがよく、重宝します。宮崎県川南町の例となりますが、500gずつの小分けとなっていますので、解凍して2日ぐらいで使い切れるので重宝しています。
鶏肉【難易度:★★ 】
お礼お得ライン 1000円/kg
探しやすい価格帯 10,000円
なんとか使える量 3kg(1か月)
10,000円で3kg以上入っていれば合格ラインです。
こちらも小分けしている「お礼」は重宝します。大阪府泉佐野市では300gに小分けしてれます。
次回予告
次回はおすすめちょっとむずかしめ、生野菜やフルーツの「お礼」についてご紹介します。
(ご注意いただきたいこと)
ふるさと納税の納税額や「お礼」の価値、内容量は現時点のものとなりますので、自治体の方針やサイト運営者の動向により予告なく変更されることがあります。また、「お礼」の品質について当方では保証しかねます。「お礼」の選定についてはあくまでも自己責任でお願いします。
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前回のお話です。ふるさと納税の上手な使い方について触れています。
ふるさと納税で食費に挑む その3
この記事でわかる節約のこと
- 節約力が高い食品の選び方をステップごとに解説
- お米のお得ラインはコレ!自治体の実例もご紹介
だれでもすぐにできる節税、「ふるさと納税」。お米や日用品がお得にもらえて、庶民の心強い味方ですが、節税効果を出すにはちょっとしたコツがいります。
普段使いする食品の「お礼」は、節約力が高く家計の心強い味方となってくれます。しかし、食品は生き物です。日持ちすするものがたくさん入っていて使いきれる量の「お礼」を選ぶ必要があります。
今回はふるさと納税の食品の選び方をステップごとに解説していきます。
ステップごとに解説!食品の選び方
ステップ1 キリのいい価格帯に絞る
ふるさと納税のバリエーションは膨大です。私がよく使う楽天ふるさと納税で検索すると豚肉なら5千件以上、お米なら2万件以上の「お礼」がヒットします。まずは「お礼」の比較がしやすいように5,000円とか、10,000円といったキリのいい、そしてひとつの価格帯にターゲットを絞ります。
ステップ2 量がたくさん入っている「お礼」を選ぶ
ひとつの価格帯にターゲットを絞った後、量がたくさん入っている「お礼」を用意しているサイトを5~6ぐらいマークして「お礼」候補を仮に決めておきます。
ステップ3 「お礼」の値段を計算する
「お礼」の値段
「お礼」がお得かどうか、節約に貢献しているかどうかを調べるためには「お礼」の値段を調べる必要があります。「3割ルール」を思い出してください。「お礼」の値段は納税額の3割を上回ることができないということですので
「お礼」の値段
=ふるさと納税の額(円)
÷ 内容量(kg)
× 0.3
となります。
ステップ4 「お礼」の値段と「お礼お得ライン」を比べる
「お礼」の値段が地元のスーパーやネットより安ければお得な「お礼」ということになります。つまり、
地元のスーパーの値段 >「お礼」の値段
となればいいということです。
この「地元のスーパーやネットでの値段(円/kg)」を「お礼」がどれだけお得なのかを判断する「お礼お得ライン」と呼ぶことにしましょう。
おすすめ6選の「お礼お得ライン」
私の「お礼お得ライン」は以下のとおりです。
- 米 200円/kg
- 米(定期便) 240円/kg
- ビール 188円/本
- 第3のビール 125円/本
- 豚肉(切落し)750円/kg
- 鶏肉(もも) 1000円/kg
- たまねぎ 300円/kg
- さつまいも 420円/kg
- りんご 480円/kg
ステップ5 【重要】使い切れる量かチェックする
普段使いする「お礼」は肉にしても野菜にしても大量に送られています。これを傷む前に使い切らなければふるさと納税は失敗ということは前にお話をしました。
ステップ4までクリアした「お礼候補」の量が使い切れるものかは必ずチェックが必要です。量が多すぎて使い切れそうでない場合は、面倒ですがステップ1の価格帯を下げてもう一度やり直します。
4人家族で使い切れそうな量
私が子ども2人を含む4人家族で「お礼」が傷む前になんとか使い切れる量は以下の通りと考えています。
- 米 10~15kg
- ビール 24本
- 豚肉(切落し)4kg
- 鶏肉(もも) 3kg
- たまねぎ 5kg
- さつまいも 5kg
- りんご 5kg
最後のステップ 買う(納税する)
ここまでのステップを一度まとめてみます
- キリのいい価格帯を絞る
- 量がたくさん入っている「お礼」を選ぶ
- 「お礼」の値段を計算する
- 「お礼」の値段と「お礼お得ライン」を比べる
- 使い切れる量かチェックする
と、実際の作業はかなり面倒です。
ということで、ここからはふるさと納税の実例を品物ごとにご紹介していきます。
お得なお米の「お礼」は
お礼お得ライン 200円/kg
これは10,000円で15kg以上入っていれば合格ラインということです。
お礼お得ラインの計算は以下の通りです。
10,000円 ÷ 15kg × 0.3 = 200円/kg
15kgは4人家族で1か月から2か月くらいで使う量になりますので、この間にお米が傷んでしまうということはあまりないと思います。家族の人数が少ない場合は、お礼の価格帯を10,000円から下げてみてください。
私が利用した10,000円で15kg以上の「お礼」は岡山県笠岡市です。
まとめ
次回はおすすめ6選の残りの5つの食品のお話をします。お米については定期便の「お礼お得ライン」や自治体の実例をご紹介します。
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前回のお話です。ふるさと納税の上手な使い方について触れています。
ふるさと納税で食費に挑む その2
この記事でわかる節約のこと
- 食品の「お礼」の選び方
- 節約力が高い「お礼」はコレ!6選
だれでもすぐにできる節税、「ふるさと納税」。お米や日用品がお得にもらえて、庶民の心強い味方ですが、節税効果を出すにはちょっとしたコツがいります。
前回、ふるさと納税による節税は意外と難しいことをお話ししました。節税効果を最大限引き出すには「お礼」の質にこだわる必要があります。
節約力が高い食品の「お礼」を選ぶコツについてお伝えします。
節約力が高い「お礼」6選!
私が節約力が高いと思う食品は6つです。
なぜなら、食品、特に生鮮食品の弱点を以下の理由で克服できるからです。
• ある程度日持ちする
• 定期便の活用により納期を見通しがたつ
• 納税額を一定の金額に絞り、「量」で比較しやすい
• 毎年、安定して出品する事業者が見つかりやすい
ビールは飲む呑まないで意見が分かれますが、私は飲む派ですのでラインナップに入れました。
① お米【難易度:★ 】
② ビール【難易度:★ 】
③ 豚肉・鶏肉【難易度:★★ 】
④ たまねぎ【難易度:★★ 】
⑤ さつまいも【難易度:★★★】
⑥りんご【難易度:★★★】
とはいえ、食品は生き物です。放っておけばどんどん腐ります。つまり、節税効果はどんどんなくなっていきます。これが食品の「お礼」が難しいゆえんです。この辺を少し掘り下げてみましょう。
食品の「お礼」が難しい理由
どこの自治体がお得かわかりにくい
ふるさと納税の納税額もバラバラな上に、内容量や品質もバラバラでどれがお得なのかがわかりません。「3割ルール」を意識していても、「納税額が1万円だから、3割ルールで●●円で、100gあたりにすると▲▲円になるから、あそこのスーパーは××円やったなぁ・・・」とか、何百もあるサイトをみながら考えているだけでウンザリしてきます。
納期が読めない
自治体が「お礼」事業者と納期について詰めているケースはあまりありません。「お天気次第で納期が読めなくてね・・・」という言い訳がフツーに通用します。
しかし、食品は毎日のくらしで必要なものです。常に買い続けなければならないものです。私たち一般ピープルは「ふるさと納税の『お礼』が来月来るから、今月1か月はスーパーに行くのはやめよかな」という発想にはならないはずです。
「旬」がある
りんごやみかんの「お礼」を夏に出品している事業者はいません。お米の新米が出始めるのは8月ごろなので、それまでは前年にとれたお米しか取り扱いがありません。
旬に入っても納期ははっきりしません。農作物で天候に左右されるからです。冬になって旬になっても届かないリンゴを待ち続けているうちに、妻が業務スーパーで大量買いしてリンゴ尽くしの11月を迎えるという経験をしたこともありました。当然、腐ってしまえば節税効果どころではありません。
一度に買う量が大量な上に日持ちしない
ふるさと納税の価格帯は5000円、10000円・・・というように千円単位のものが多くなります。「3割ルール」を思い出していただきたいのですが、商品価値は納税額5000円であれば1500円、10000円であれば3000円になります。
3000円分の玉ねぎを想像してください。業務スーパーなどで見ると、3000円で10kg買えれば合格ラインと思いますが、10kgはLサイズで45個です。
腐らせずにふつうの家庭で食べきるのはちょっと難しい量ではないでしょうか。納税額が5,000円、10,000円単位でふつうのファミリーで使い切れる量を見極めなければ、どんどん「お礼」が腐ってしまうことになります。
繰り返しますが、腐らせた時点で食品のふるさと納税は失敗です。
食品の「お礼」選び方
日持ちするものを選ぶ。
ふるさと納税で「お礼」はまとまった量が届きます。傷む前につかいきらなければなりません。葉物や水分が多い野菜・果物は日持ちがしないため、「お礼」としては適切ではありません。
根菜は比較的日持ちします。特にイモ類は土付きのものを選ぶとかなりの期間、食つなぐことができます。
また、リンゴやみかんのように冬に旬を迎えるものは冷蔵庫がなくても、気温の低いところにおいておけばかなりの期間持たせることができます。
納期がはっきりしている「お礼」はプレミアム級!
納期がはっきりしない、これはふるさと納税最大の弱点でしょう。逆に言えば、食品の「お礼」で
- 納期が明確に記載されている
- 納期が早い、もしくは選ぶことができる
のは大変貴重です。
北海道の千歳市の例ですが、納期は3日以内とあります。実際に納税してみたのですが、きっちり届いていて私はかなり重宝しています。
定期便の活用により納期を固定する
お米はふるさと納税の基本です。
日持ちしますし、毎日使うもので節税効果バツグンです。ただ、毎日使うものだけに切らせたくなものです。そういう時に便利なのが「定期便」の活用です。ちょっと割高にはなりますが、腐らせリスクを減らし、買い物バッティングを防ぐことができます。
実際にどれだけ割高かをお米を例に見てみましょう。
「3割ルール」を考えたとき「お米のふるさと納税がお得!」となるライン、「お得ライン」は
単一便の場合 15kg 10,000円(666円/kg → 実質価格200円/kg)
を下回ることです。定期便でこの水準の「お礼」を見つけるのはかなり難しく、安くても800円/kg(実質価格240円/kg)となります。
【超重要!】一定の金額に対象を絞り、量で勝負!
ふるさと納税のポータルサイトは乱立している上に、自治体では同じ「お礼」をいくつもの業者に取り扱わせています。一つの「お礼」をとりあげれば量、質、価格、納期・・・ものすごい数のバリエーションがあり、ここから優良なものを選び出すのはかなりの手間がかかります。
しかし、廉価品(ふだん使いするもの)の食品を選ぶときは「質」についてのバリエーションはぜいたく品に比べてかなりシンプルになります。ですので、シンプルに単位当たりの量を比較すればいいということになります。
そして、「3割ルール」を踏まえながら単位当たりの計算の手間を減らすために、次回から単位当たり、つまりkgあたり何円以下だったらお得なのかという「お礼お得ライン」をお示ししたいと思います。さらに、腐らせリスクを最大限減らすために、使いやすい量の「お礼」を出している自治体を紹介していきます。
「旬」があるものは「旬」を知る
食べ物には旬があります。秋に新米が出回ることでお米の品質が上がるように、ふるさと納税の質も「旬」があります。そして、「旬」を迎えた食べ物が安くておいしく、栄養があります。出回る量も多くなりますし、納期も短くなります。
ふるさと納税で節約力を高めるためには「旬」を知ることが大切です。
まとめ
次回からはいよいよ「お礼お得ライン」をおすすめ6選!の「お礼」ごとにご紹介したいと思います。
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前回のお話です。ふるさと納税の上手な使い方について触れています。